3/4更新：【当会会員様限定】第三回定例研究会のご案内

当会はこれまで以上に実務家とアカデミアの皆様に立場を超えて、市場創造に対する議論を深めていただきたく、
会員の皆様限定の研究会を定期的に催行して参ります。

 

一般的な講演会とは異なり、演者の先生や研究会参加者の皆様同士の議論を活発に行い、今後の活動の指針としていきたいと考えております。
そのため、長めのQAセッションを設けております。

第三回目は、当会誌『市場創造研究』の優秀な論文に与えられる『梅澤伸嘉賞』の第3回目受賞者、吉井健様（大妻女子大学 家政学部被服学科 教授）にご登壇いただきます。

 

当日はオンラインも合わせ、ハイブリッドの開催を予定しておりますが、可能な方は是非とも会場にお越しくださいませ。

＜市場創造学会　第三回研究会＞

日時：2024年3月8日（金）　18:00～19:30　※終了後の懇親会はございません
場所：大妻女子大学 千代田校（千代田区三番町12） A棟 357 教室

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演題：「サステナブルファッションと市場創造」

内容要旨：

インターネット、スマートフォンの発展、さらにはコロナ禍も契機となり、消費者がネット店舗経由で商品を購買する機会が増えた。特に、ファッション市場でのEC比率は年々上昇しており、消費者はリアル店舗とネット店舗を行き来して情報探索し、自身の好みのチャネルにて購買を行っている。

現在の国内で流通する衣料品の約98.5％が海外製であり、大量生産と大量廃棄を課題としてきたが、その一方でサステナブルな取り組みを意識した新たなビジネス事例が出てきている。例えば、（1）環境に配慮した素材を使用し、商品在庫を事前に持たない受注生産方法にて取り組む事例、（2）消費者のネット店舗利用の拡大を背景として、国内縫製工場が無駄な在庫を持たない方法で、自社商品をネット店舗で販売する、いわゆるDtoC（Direct to Consumer）事例、（3）Z世代の女子大生グループが、多くの企業と提携し、SNSでのプロモーションを活用して、独自のファッションブランドを展開する事例、そして（4）商品在庫を持たないショールーム型のリアル店舗における、様々な診断体験サービスの展開事例等である。

本講演では、衣料ロスに関する社会的課題、そして生産・販売・消費における現状の課題を整理すると共に、サステナブルなファッションビジネスによる市場創造の事例を紹介する。これらを通じて、デジタル環境における、消費者ニーズに基づくマーケティングについて考察する。

以上

皆様の奮ってのご参加をお待ち申し上げます。
何卒よろしくお願いいたします。