研究会について

会長挨拶

4代目会長の就任にあたって

 当研究会は商品開発の成功率向上を目指し当研究会代表理事だった故梅澤伸嘉先生の設立の呼びかけに応じて集結し、新市場創造と「成功率向上」を目的とした理論、手法、実態について研究し広く社会に還元することを目指して、学会を牽引する先生方にもご参加いただき、設立されたものです。

 新市場創造型商品開発は、消費者の未充足のニーズを満たす今までにない商品の開発を目指すものです。今まで充足されなかった強いニーズに応える新商品は、改良・差別化型商品開発に比べはるかに成功率が高いことが分かっています。

 梅澤理論・手法では未充足のニーズを見つけるための手法、その強みを検証し深化させる手法、商品化するまでのプロセスを定式化しています。これらのプロセスを経ることにより新商品として新しい市場を作り出し、消費者の強い興味(Concept)を喚起し、満足(Performance)してもらえ、上市した時の成功率をはるかに高めることが可能となりました。また逆に、シーズから商品コンセプトを作る手法も定式化できています。更に実際の商品開発や既存商品の問題点の発見に役立つ消費者調査の手法(GDI:グループダイナミックインタビュー)とその分析手法も開発されています。言い換えれば商品開発の成功率向上の為の全ての要素を作り上げたと言え、今までの個人の才能に頼るいわば芸術的な商品開発から、工学としての商品開発へと変えたと言えます。

 時代は今急速に変わりつつあります。急速な高齢化、地球温暖化と脱炭素の加速、コロナウィルスなどのパンデミックの発生と非対面・社会的距離や勤務形態の変化、携帯電話・インターネット・コンピューティング能力の増大・AI等技術的進歩に併せ、消費者のニーズも変化しています。変化の時代は新市場を切り開くチャンスでもあります。新商品開発も時代とともに進化していかなければならないと思います。

 当研究会の活動が新商品の成功率を高める梅澤理論を普及させ、補完し、実社会に役立つよう実践されることにいくらかの貢献が出来ればと思います。

会長 重光宏之